小教区よりPARISHES NEWS
埼玉北ブロック平和旬間
8月9日10時30分より、カトリック熊谷教会において、「戦後80年、第五福竜丸は航海中」と題して今年の平和旬間講演会を開催しました。講師は、都立第五福竜丸展示館学芸員の市田真理さん。
30名弱の参加者は「第五福竜丸」がビキニ環礁での水爆実験で被害を受けたことは知っているものの、この船の被害の実相、辿った歴史は知りませんでした。
講師は、第五福竜丸がゴミの埋め立て場所だった「夢の島」に廃棄されていた事、それを知った人々の「この船を保存しよう」と言う声の高まりから展示館が建てられた事を紹介。
1954年3月1日、広島原爆の1千倍もの爆発力を持った水爆により起こされた被害。海底火山の爆発を思わせる海、白い雪の様な物が降り、漁師たちは何かがわからず、舐めたりしていたこと。その後、皮膚の色は黒くなり、髪は抜け始める。半年後には無線長の久保山愛吉さんが亡くなり、日本中に衝撃が走ったとの話がありました。
第五福竜丸展示館を訪れたことがある方からは「第五福竜丸展示館は、ある意味で関東にある『原爆ドーム』だ。
展示館を訪れて核の持つ恐ろしさ、残忍さを知ることで『核への抑止力』が働くことを期待したい。」との発言が有りました。
群馬県平和旬間
今年の群馬地区の平和旬間行事は、例年前橋市で行われている『前橋空襲一斉慰霊』に参加し、平和について考え、ともに祈るという形で行われました。
8/5(火)午前10時から前橋市民文化会館「昌賢学園まえばしホール」で「前橋空襲と復興資料館」の特別開館と、1階ロビーにて学芸員による「前橋空襲と奥野とめ子さん」と題した空襲にまつわる実話の紙芝居が午前中、数回に分けて行われました。
午後1時からはバスツアーがあり、千代田町の爆撃照準点とされた場所や、空襲の追悼碑などを巡りました。
午後4時に、前橋教会と他5か所のキリスト教会・仏教寺院にて、それぞれに慰霊を行いました。
4時50分、前橋教会と他慰霊会場とで同時に鐘を鳴らし、各自黙祷し、祈りを捧げました。それから、参加者はそれぞれ、短冊に平和への祈りやメッセージをしたため、会場に用意された笹に結び、この前橋空襲一斉慰霊は終了しました。
埼玉西ブロック平和旬間(上福岡教会)
8月11日に「丸木美術館鑑賞とミサ」を行いました。
参加者27名(うちミサのみ参加4名)
美術館では学芸員(岡村幸宣氏)による丁寧な解説の後1時間ほど自由に鑑賞。
その後東松山教会に移動し、飛鳥神父と李神父司式によるミサに与りました。
各自持参の弁当で、昼食。自己紹介や感想などの分かち合いをもって終わりました。
埼玉西ブロック平和旬間(所沢教会)
所沢教会平和旬間企画「ウクライナの現状について学ぶ」が8月17日のミサ後に聖堂で行われ、ゲンナジー・シェペーチンさん、タマラ・シェぺーチナさんご夫妻と日本ウクライナパートナーシップ協会の平方さんのお話に、約50名の出席者が耳を傾けました。
美しく文化的な鉱工業都市クリボイログで、まさに開戦の砲撃を受けたご夫妻が、その日の様子や、日本に避難した経緯と浦安市での暮らし、またミサイル攻撃で破壊された街の状況について、スライドを交えて日本語で語ってくださいました。多くの子どもたちが孤児となっている現状を憂い、いつか帰国して復興に尽力したいと語るご夫妻と共に、 最後に全員でアシジの聖フランシスコの「平和を求める祈り」を唱えました。
ウクライナのために毎週ミサ後や当日に寄せられた募金を、ウクライナの方々への支援活動に役立てていただけるよう、パートナーシップ協会の平方さんにお渡ししました。
埼玉東ブロック平和旬間
8月9日(土)上尾教会にて、田中千代さん(鴻巣福音自由教会所属)をお招きし、「被爆体験談と祈り」の平和旬間講演会を開催いたしました。
6歳の時、広島市牛田町の自宅で被爆された田中さんのお話は、広島に投下された原子爆弾や当時の広島市についての説明があり、当日のご自分の状況、自宅から逃げる途中に目にした町の様子、爆心地近くで一瞬にして帰らぬ人となったお父様のこと、学徒動員で缶詰工場で働いていた中学生のお兄様が1年後白血病で亡くなったことなど、原爆投下が目の前に迫るようなお話でした。
戦後、田中さん姉妹3人を育てたお母様を支えた聖書のみ言葉の力、広島流山教会の谷本牧師の平和活動などのお話しもあり、同じクリスチャンとして感慨深い時間でした。
講演会後のミサでは参加者全員で平和の祈りを捧げました。
また、原爆資料館から貸し出された「高校生の描く原爆の絵」の展示を同時開催しました。被爆体験者の話を聞いて描かれた高校生の絵は、視覚的に被爆をより現実的に感じさせるものでした。被爆80年のこの年に、貴重な体験談をお聞きする機会となりました。
埼玉南ブロック平和旬間
平和旬間講演会報告「埼玉南ブロック」
8月10日11時より、浦和教会聖堂で、「社会の平和と内なる平和――自分を見つめ、認めていくこと」と題して、ことしの平和旬間講演会を行いました。講師は、韓国映像字幕監修者の花岡理恵さん(浦和教会信徒)。専業主婦から、40代で韓国語の字幕監修者になり、その間、重度のうつ病を克服しながら、自分と向き合い、人生の可能性を広げていった様子を紹介。自分を賭けてみたくなる何かを見出し、それに熱中することで、他者の関心にも理解を示すことができ関係性が改善、ひいては、思いやりのある平和な社会へ一歩近づくことが話されました。講演者の近著『「やってみたい」と思った今がそのとき』も紹介され、教会内外から集まった50人ほどの聴衆から質疑応答で、花岡さんの歩みに共感する声が多く話され、自らの人間関係の悩みなど、身の回りの争いや不安についての質問・感想が語られました。最後に浦和教会の担当者が、今回の趣旨を説明。映画『教皇選挙』を振り返り、戦争について勇ましく語るある枢機卿に対し、別の枢機卿が「心が大切、名誉や権力ではない」を訴える場面を紹介し、今回の講演とも通じると話した。
シェガレ神父様のお祝い
今年6月27日、シェガレ神父様は叙階60年のダイヤモンド祝を迎えられました。
渋川教会、前橋教会の信徒がシェガレ神父様のダイヤモンド祝をお祝いいたしました。
前橋教会
7月16日はカルメル山の聖母マリアのお祝い日です。
カルメル山の聖母マリアは前橋教会の守護聖人ですので、7月13日にお祝いをいたしました。
平和旬間のお知らせ
埼玉南ブロック: 2025年8月10日(日)11:00~12:00 浦和教会
講演会「社会の平和と内なる平和」
埼玉東ブロック: 2025年8月9日(土)13:00~ 上尾教会
被爆体験者の講演会・写真展
埼玉北ブロック: 2025年8月9日(土)10:30~12:00 熊谷教会
「第5福竜丸展示館」学芸員の講演会
埼玉西ブロックについては、各教会へお問合せください。
群馬県: 前橋空襲一斉慰霊に各自で参加する
8月5日16:00~17:00 前橋空襲についての講話が前橋教会、前橋八幡宮など
各所で行われる。
茨城県: 戦後80年を念頭に信徒から「平和と希望」に関する共同祈願を集め、8月10日の
ミサで祈る。

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フランシスコの家での十字架の道行
4月5日、桐生研修センターフランシスコの家で十字架の道行が行われました。
お天気にも恵まれ感動のうちに無事行われました。教区のニュースを見て来られた方もいらっしゃいまして、十字架を担いながら地震で犠牲になった方や戦争の渦中にある方々が想われて涙が溢れて来た話を伺い、分かち合いました。
(群馬使徒職協議会・T)
十字架の道行のお知らせ
4月5日(土)10:00よりフランシスコの家で
十字架の道行を行います。
詳細はポスターをご覧ください。

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黙想会のお知らせ
桐生教会で行われる黙想会のお知らせです。
お問合せは桐生教会へお願いいたします。

茨城県「家族の日」
毎年11月3日に茨城県では「家族の日」が行われています。
今年はイエズス・マリアの聖心会日本管区での宣教75周年を迎え、一緒にお祝いをいたしました。
山野内司教をはじめ、イエズス・マリアの聖心会司祭、茨城県で司牧をしている神父様と300名近い信徒が集いました。
栃木県信徒使徒職評議会
2024年10月19日(土)、カトリック那須教会にて栃木県信徒使徒職評議会・女性部会の黙想会が開催されました。
司祭3名(澤野神父、高橋神父、安神父)を含め65名が集まりました。
黙想会のテーマは「祈り」です。
2025年には通常聖年を迎えます。
今年を「祈り」年として過ごしている私たちの信仰生活と
切っても切れない祈りについて、実際に祈りながら(ロザリオ、聖務日課、
ミサ)分かち合う有意義な時間を持ちました。
(栃木教会 安神父)
大宮教会での講演会
9月29日のミサ後、大宮教会聖堂において講師に前田辰恵氏をお迎えし「自立する子ども」と題した講演会が行われました。
講演会の中で、前田氏は
自立することは、自分自身に自信を持つことで、「私は私で大丈夫」といえる子どもであることが大切であり、子どもがやりたがっていることを、親はできるだけやらせてあげるようにし、その子の意思を尊重することが子供の精神の成長に大きく役立つとお話されています。
質疑応答もあり、有意義な講演会となりました。
講演会のお知らせ〈大宮教会〉
「自立する子供」をテーマに講演会を開催いたします。
日時: 2024年9月29日 13:00~14:30
場所: カトリック大宮教会 聖堂
講師: 前田辰恵 氏 (幼児教育者)
モンテッソーリ教育者として長年活躍されています。
ご興味がある方はぜひご参加ください。
平和旬間が行われました〈桐生教会〉
8月9日から10日にかけて群馬県東ブロックにおいて平和旬間行事が行われました。
その一環として桐生教会では24時間を通して聖体礼拝リレーが行われました。
カルメル祭〈前橋教会〉
2024年7月21日、群馬県前橋教会でカルメル祭が行われました。
カルメル祭は、聖母マリアを讃えるお祭りです。
平和旬間 埼玉県
以下のとおり、埼玉県では平和旬間行事が予定されています。
埼玉県南ブロック
8月11日(日)10時30分 北浦和教会
講演会 「ガザから考えるパレスチナ問題」
埼玉県東ブロック
8月10日(土)10時~ 加須教会
講師を迎えて「難民について考える」
埼玉県西ブロック
聖体賛美式を行います
8月10日(土)ミサ前17時 川越教会
8月11日(日)ミサ前 9時 上福岡教会
8月15日(木)ミサ後12時 所沢教会
埼玉北ブロック
8月12日(月)10時 本庄教会
「本来あるべき教会」人権・差別・貧困について分かち合い
12時からミサ
平和旬間 群馬県東ブロック
2024年8月9日(金)から10日(土)にかけて太田教会、桐生教会、伊勢崎教会で24時間の聖体訪問を行います。
8月10日は12時から伊勢崎教会にて司教による聖体賛美式が行われます。
詳細はポスターをご覧ください。
