活動報告ACTIVITIS
ステファノ 尾方昭二神父通夜式
鈴木國弘神父説教: 『・・・尾方神父は古河教会で一人の青年を司祭に育てあげられました、またこの春には、もう一人の司祭が誕生するということは大きな喜びでしょう。司祭は、神と人々の間にあってとり次ぐ役目を持っています。今は、神の傍で私たちのためにとりついでくださると思います。私たちは、死は「喜びの門出だ」と言います。別れは寂しいですが、先に行っている同僚と共に、私たちのためにとりついでくれると信じています・・』
高橋史人神父:
『・・13年前会社員の時、キリスト教に興味があり教会の門をたたき古河教会の尾方神父と出会いました。尾方神父は昭和2年生まれなので「昭二」という名だそうですが、私と50年の年の差があり、私は孫のような存在だったと思います。尾方神父の姿を思い浮かべる時、手にロザリオをもって教会の前で待っていてくれた姿が焼き付いています。
それは、尾方神父様が親しかったチマッチ神父様からも、そのようにされたとの話を聞きました。きっと天国でもチマッチ神父様が待っていてくださるのでしょう。・・・』
澤野耕司神父:
『2010年の金祝のあと引退し、アルスの家(教区引退司祭の家)の最初の入居者としていらっしゃいました。その後は、キリン・ラガーのロングサイズを買いに、雨の日も雪の日も毎日のエクササイズとして歩いて行かれました。身体が思うように動かなくなりながらも、老いて年を重ねて過ごされるお姿は、司祭の私にとって謙遜な生き方を学ぶ姿をみせてくださいました。ありがとうございました。』
さいたま教区谷大二名誉司教からの言葉:
『長い間の神様への奉仕、ご苦労様でした。ビールを飲みながら様々な談義をしたことを思い出しています。神父様が「戦後の動乱期に、ララ物資を運んだ」と意気揚々と話されていたこと。自動車事故を起こしたときに、自慢げに話しておられたこと、司祭として後継者を出すことが最大の喜びであると、語っておられたこと、戦後70年以上を野武士のように司祭生活を送ってこられましたね。天国でも野武士のごとく、神様とこの世を見下ろしながら、様々な談義をされることでしょう。天国での生活たのしんでください。』