活動報告ACTIVITIS
共愛会黙想会
第18回カトリックさいたま教区障がい者連絡協議会「共愛会」の黙想会が、今年も長野県軽井沢町の「御聖体の宣教者クララ会修道院」で11月4,5日に開催され、33名の参加者がありました。指導司祭は真生会館理事長の森司教様にお願いし、「豊かな交りの中で—御父のいつくしみを想う㈼」をテーマにお話しをいただきました。信徒パネラーは朝霞教会の小澤世津子さんにお願いしました。
小澤さんは「私の居場所」という題目で幼児期のポリオ発症に始まった人生を振り返り、ご家族と友人との出会いの中で、苦しかったこと、嬉しかったことを語って下さいました。そして最後に以下のようにまとめて下さいました。「私がとても感謝しているのは、出会う人が皆さんよい方たちだということです。出会いによって世界が広がっていきます。神様はその出会いを通して、私にいろいろな居場所を与えているのだと思います。耳をすまして神様の声に耳を傾け、光に向かって神様の御旨のままに歩み続けたいと思います。障がいをもったために、普通以上に大きな喜びと糧をいただいています。皆さんの手をお借りしながら、今の生活が一日も長く続けられることを希望しています。
「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを・・・希望は欺くことがありません。私たちに与えられた聖霊によって神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(テモテの信徒への手紙51章4〜5節)
森司教様は「神様のいつくしみ」をテーマに、「いつくしみ」のイメージを「愛」あるいは「あわれみ」のイメージを含めて、どう感じるかを私たちに問いかけて、神様のいつくしみ、神様の愛、神様のあわれみ、それぞれの特徴を語られました。そしてそれらを子を想う親のいつくしみ、愛、あわれみとして具体的に示して下さいました。そしてそれを受ける私たちに必要なこと、それは絶えず「祈ること」「叫ぶこと」であることを聖書を引用されて私たちを導いて下さいました。
今回は黙想指導講話のほかにも、懇親会でのご自身の生い立ち紹介、そして全体分かち合いでの質問に答える形でのお話が印象的でした。司教様による「許しの秘跡」もあり、恵み多き黙想会となりました。有難うございました。
詳細は共愛会ニュースに報告予定です。(事務局:武井)