カトリックさいたま教区/CATHOLIC SAITAMA DIOCESE

活動報告ACTIVITIS

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2019平和旬間 栃木県

2019.8.3
テーマ:「排除ZEROキャンペーン」 大田原教会

今年の栃木県の平和旬間は「排除ZEROキャンペーン」をテーマに、山野内司教様及び日系ブラジル人の女子大学生(フラビアさん)をパネラーに迎えて、藤田恵神父の司会によるパネルディスカッションという形式で行われました。
約一時間半の体験談や質問等を通して、フラビアさんは幼少期に自分の国籍に対する違から逃げ場のない苦しさを感じたことを話しました。
司教様は自分の歴史から移民生活の中で見える国民性の違い、例えば、南米の人は心からすぐに受け入れ打ち解けやすいけどそれ以上発展しない。しかし、家族ぐるみで深く付き合う人は最後まで面倒見てくれる。日本人は遠くから見ていてなかなか打ち解けられないけど、時間を掛ければより深く打ち解けられるなどについて話しました。信仰の面では南米人のハートの熱さの話もありました。
また、フラビアさんからは、日本国籍を取った時、年金制度や保険制度について何のお知らせもなく、日本に帰化した人のほとんどが知らないと言う実態と問題点も指摘されました。
その後、恒例の司教様によるギターと歌の演奏があり、皆も少し声を出しながら、楽しい時を過ごすことができました。

ミサは格式高く、ミトラとバクルスを手に入祭から、多言語のみ言葉朗読とスペイン語、英語などの聖歌を交えたミサとなりました。
ミサ後司教は、多くの方々と最後まで司教の祭服姿で記念写真に応じておられました。

栃木県信徒使徒職評議会 県北ブロック