活動報告ACTIVITIS
南三陸青年ボランティアツアー
カリタスさいたまの主催により、8月18日より21日まで3泊4日で青年ボランティアツアーを行いました。
カリタスさいたまよりの南三陸への派遣は初めての試みで、これからも折を見て続けたいと考えています。
当初は南三陸でのボランティアの予定でしたが、7月初めの秋田豪雨災害により大きな被害があった「聖霊高校」の清掃ボランティアへ急遽行くことになり、往復400Km以上の道のりをかけ、秋田まで行っていただきました。お疲れ様でした。
最終日は南三陸の漁師さんの手ほどきを受けながら、漁に使用する網の手入れをお手伝いしたそうです。
参加者の感想は届き次第、掲載いたします。
最終日、漁師さんのお宅で網の手入れを行った後、東日本大震災で大きな被害にあわれた高野会館、また津波により亡くなられた町職員女性が最後まで住民に避難指示の放送をされた防災庁舎を見学しました。
参加した皆さんには教会の方やご友人にボランティアを通して感じたことを伝えていただければと思います。
南三陸ボランティアツアーに参加して
今回初めて震災の跡地を見て1番強く感じたことは、関東に住む私は東日本大震災を過去の出来事として捉え忘れないようにしようという思いでいましたが、東北に住む人々は今も東日本大震災の中を生きているのだということです。
復興のために新しく家を建てたり道路を整備したりしているところが多くありました。また気仙沼や南三陸の街中を通ると、震災の遺構があったり津波がここまで来たという目印があったりと、生々しく震災の爪痕が残っていました。
震災復興祈念公園の高台に立った時、綺麗に整備された原っぱと川を囲む大きな壁を見て、どれだけのものが波に飲まれたのかと胸が苦しくなりました。本当に忘れてはいけない、そして過去に語り継いでいかなければいけない出来事だったと感じます。
しかしそれだけ衝撃的な出来事を経て、復興に向かって前を向く東北の人々の姿は頼もしく、勇気をもらえました。
ボランティアをした漁師の方は、津波のきた土地で畑を始めて、とても元気で明るい人でした。私は職業柄子どもたちと接することが多いのですが、3月11日や防災の日、避難訓練の際には子どもたちに自分の経験したこと、そして東北で見たこと感じたことを伝えていければと思います。(所沢教会 K)