カトリックさいたま教区/CATHOLIC SAITAMA DIOCESE

活動報告ACTIVITIS

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さいたま教区司牧者大会

2013.6. 24〜 26
6月24日〜 26日 テーマ「いのちをいつくしむ」



毎年この時期におこなっている「さいたま教区司牧者大会」
司祭、助祭、修道者、信徒宣教者63名が集った。残念だが梅雨の時期、快晴になったことは一度もない。しかし、集まった司牧者の心は晴れている!!
今年は、ポンテイキュラス心理研究所の小林展子先生の助けをおかりして「自分を、そして、他者を大切にする」ことを具体的にグループに分かれて話し、気づきを深めた。

宣教司牧者評議会議長挨拶・デニス神父

挨拶・谷大二司教

小林先生からの導入
最初は、〈Hot Potato〉のゲームでスタート!!
小さなグループで、手にアツアツの茹でたてのポテトを持っているつもりで、相手に
身近な質問をして、次々と回していくゲーム。
♪手には、ポテトに見立てたボール〜 ハイッ♪ 


何回もグループを替わって・・・


晩の祈りの担当は、藤田恵神父・ポルトガル語圏
=============== 二日目 ================


朝のミサ、説教は今年叙階されたばかりの坂上彰神父。

導入: 距離感の個人差を知る 
   「物理的距離感と心理的距離感は違うこと。相手の居心地の悪いところには侵入し
    ないことは大切であること。相手に尊敬を持つこと。」を学んだ。

グループワーク:
見えないゴリラ」の映像を観る。「gorilla experiment」 『the invisible gorilla』

先生は、『人は、注意していないものは見えないという心理学実験の一つ』を使って日常の関係の中で見えない部分、無意識の部分があることに気づかせてくださった。

映像の概要は―6人のバスケットボール選手が3人ずつ白組・黒組に分かれて、2つのボールを使ってパス練習をしている。
その映像を見る前に「白組の3人が何回パスしたか数えるように」と言われて、みんなは注意深くパスの回数をカウント。
ところが、見終わった後は別な質問。
「パス回数をカウントしている間に、黒いゴリラが見えましたか?」
ゴリラ? まさか、そんなものは見えなかったという人と、ちゃんと見えたという人と。

もう一度映像を見直すと、驚いたことに確かに黒いゴリラが通り過ぎている……。
「こんな目立つものを見落とすなんて……」と、なんとも興味深い実験。

この実験から何が言えるのでしょうか:
人は予想していない情報には気が付きにくいということ。特に、何か別なものに注意を向けているときには、それ以外の情報を脳が無意識のうちに切り捨ててしまう・・言葉も行動も気づかないことがあること・・・私の中の価値観に気づく・・

これは、『錯覚の科学』(クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ)原題では「The Invisible Gorrilla(見えないゴリラ)」という有名な認知心理実験に由来している・・との事。
♪実験に使われた映像はウェブでも見られます。興味を持たれたか方は、どうぞ見てくださいね♪


私が「いのちをいつくしむ」ためにできる環境づくりの決意を〈葉〉に書いて、晩の祈りで捧げた。
==さいたま教区の「いのちの木」のできあがり==

晩の祈り担当・楠神父とマルチネス神父

============== 三日目 =============


朝の祈り担当は、ホセ神父とスペイン語圏の協力者

ゲストの聖公会・金山昭夫司祭 

第一朗読・シスター鮫島


派遣のミサ・司式 谷大二司教
谷司教は最後の派遣ミサの説教の中で、自分自身の中に住むゴリラに気づき、社会の中に住むゴリラにも気づいていくことの大切さにふれた。