カトリックさいたま教区/CATHOLIC SAITAMA DIOCESE

活動報告ACTIVITIS

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渡瀬鬼石殉教者顕彰祭

2016.5.3
5月3日 渡瀬鬼石殉教者顕彰祭 掃部が淵河原

日差しもきつくない心地良い日和、いつもの掃部が淵河原にて、殉教者顕彰祭が行われた。
4月から本庄教会担当のジョルジョ神父、坂上神父、姜神父、ペドロ・トマゼリ神父、國本神父、齋藤優助祭の共同司式により、群馬・埼玉県の多国籍の信徒が集い、ミサが捧げられた。ジョルジョ神父は説教の中で、「教会を離れている信徒のためにも祈りましょう。」と呼びかけた。

ー昼食後、例年通りロザリオの祈りの行列と対岸の慰霊碑前で祈りが捧げられたが、今年は希望者のみ、武井さんの案内で、藤岡市鬼石三波川地区の農家と上野村の白井関跡にあるキリシタン墓を見学した。三波川地区の農家では、当時の墓から見つかった木造の小さなマリア像も見せていただいた。車でさらに1時間ほどの上野村では、白井関近辺の隠れキリシタンの墓を研究されている今井さんに案内していただき、当時の位置にあるキリシタン(関係者を見つけ通報したものには懸賞金をだす)高札(レプリカ)、関所跡、十字架が刻まれている墓、「円満所縁吉利」(イエスの教えに従って善行を積むことによってすべてが十分に満ち足りるという意味)と彫られている読誦塔などを見学した。関守を務めた有力者のもとで180年間、潜伏していたであろう白井のキリシタンに思いをはせた。ー