カトリックさいたま教区/CATHOLIC SAITAMA DIOCESE

活動報告ACTIVITIS

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平和旬間・群馬地区

2016.8.6
さいたま教区平和旬間ミサ 8月6日(土) 10:00〜 草津教会

「いつくしみのある正義と平和を求めて」
=ハンセン病問題から人間の尊厳を考え、祈る=

いつくしみの特別聖年のフランシスコ教皇メッセージの中のタイトル「無関心を乗り越え、平和を得る」のテーマのもと、同じ北関東地区、群馬県内にある国立療養所「栗生楽泉園」を信徒約150名が訪ねた。
栗生楽泉園の中には、1962年に建立された草津教会があり現在信徒数は、6名。
元ハンセン病の患者である信徒の方の話を聴きながら、学習と交流のひと時を過ごした。
猛暑の中、3グループに分かれて、重監房資料館(新設)、重監房跡地、草津教会を見学した。

講話は、根津正幸助祭と草津教会信徒元ハンセン病患者の米塚尚司夫妻。

米塚さんにはご自身の体験談を話していただき、参加者は心を痛めた。
しかし、いつくしみの特別聖年の年、初めて栗生楽泉園を訪れた人、若い世代の信徒に、『療養所教会の使命である〈苦難のキリストを所属信徒の最後の一人に至るまで、存在のすべてをかけて証しする〉』ことを伝えたいとの米塚さんの願いを聴き、共に祈り、草津教会の保存協力を呼びかけたひと時となったことを感謝したい。

 『主を讃え讃えて歌うらい園の 終わりも近き御堂に集い』

                      (『航跡』さいたま教区創設75周年記念誌・
                        米塚さんの草津教会紹介文より抜粋)